【漢方薬】今日は皮膚薬の漢方薬である紫雲膏についてご紹介したいと思います。

漢方薬

かかとの乾燥の際にもXにもポストをした事がある漢方薬ですね。

紹介したところで弊社へお金が入る事は全くないのですが、このまま認知度がなく薬局の戸棚に埋もれさせるのは本当に持ったいないと思い紹介することにしました。

私はドラッグストアに入社してからずっと使っている商品で、のべ10年(!)ずっと薬箱スタメンに入れている漢方だったりします。

是非最後までお茶でも片手にお読み下さい:)

紫雲膏って何?

江戸時代の外科医によって改良され生まれたのが紫雲膏です。

効能はひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、かぶれです。

最大の特徴として、この皮膚薬は肉芽形成促進作用というのがあり、簡単に言うと皮膚の再生を促してくれます。

もちろん血流を良くする作用に加え、抗炎症・殺菌効果も備えています。

普通の皮膚薬には肉芽形成促進作用はない為、これだけでも非常に優れた皮膚薬といえるでしょう。

特にこの冬の時期はぴったりな皮膚薬で、しもやけやさかむけに効果抜群です。

そして効能に痔核による疼痛と書いてあることからも、とかく痔による痛みを和らげる効果があります。

癖が強いですが、うまく使えば素晴らしい効果を発揮してくれますよ:)

注意点として、じゅくじゅくになるまで膿んでしまった傷には不向きになります。

癖が強いとは…?

さて、そんな紫雲膏ですがXでもポストした通り癖が強い点が2つあります。

①独特の香り:軟膏の伸びを良くするため豚の油が配合されています。

それ故か、焼き芋に似た香ばしい香りがします。大丈夫な人は大丈夫ですが…。

②服についたら色が落ちない:配合成分の一つに紫根があります。

実はこの紫根は服の染料にも使われる染料の一つでもあり、その関係で服についてはなかなかとれないというかほんとに落ちません。

どう使えば?

さて、そんな癖が強い紫雲膏ですが使い方さえ気を付ければ素晴らしい薬です。

ポイントは2つあります。

①服につかないように気を付ける&就寝時に色がついてもいいような物をきて寝る。 日中使う場合はガーゼ使用が〇

②たっぷり使うというより、薄く広げて使うイメージが〇。何度も塗りこむと無色に近い色身になります

上記を意識して使用すると良いでしょう。

私は手がキンキンに冷えたりしてよく手が荒れていましたので、この紫雲膏には本当にお世話になりました。

普段の傷薬にはもちろん、手が荒れやすい方はハンドクリームと一緒に使ってみましょう。

人によっては顔の保湿クリームに使っている方がいるほどの隠れた人気商品になります。

気になる方は是非使ってみてください:)

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