今回は漢方から見た浮腫に関する記事になります。
結構悩まれている方もいるのではないでしょうか?
例のごとく食材についても触れていますので、しつこいむくみで悩んでいる方は是非ご覧下さい:)
漢方から見たむくみ
むくみって要するに水分が体の中に過剰にあるからなってんでしょ?と思われる方が多いですが、実は漢方的にはそう単純な物ではありません。
気・血・水という考え方があるとおり、水というのは漢方でも重要視されている要素ですね。
ただ、この3つは1つ1つが独立しているわけでなく、互いが密接にリンクしています。
水に問題があるときは、気・血にも何らかの原因が隠れていると漢方では考えます。
他の原因としては、水の運搬吸収や貯蔵・排出をそれぞれ担っている「脾・腎・肺」の機能低下が考えられます。
要約すると、むくみの原因は水だけでなく気・血も関係しており、「脾・腎・肺」の機能低下も考えられるというわけです。
つまり、一言にむくみと言っても考えられる原因の範囲がめちゃくちゃ広いというわけですね。
むくみにオススメな食材
さて、そんな原因が複雑なむくみですが、むくみに良いとされる食材を摂取するだけでも大分違います。
はと麦・あずき・黒豆・きゅうり・なす・とうもろこし・さやえんどう・そらまめ・レタス・セロリ・たけのこ・スイカ・トウモロコシのひげ・落花生・あさり・はまぐり・しじみ
むくみのときは上記の食材をまずは摂ると良いでしょう。
(トウモロコシのひげ茶飲んだことありますか?甘くておいしいのでオススメですよ)
利尿と漢方特有の利水という概念の違い
利尿と利水の違いはご存じですか? 利尿というのは想像の通り、お手洗いを出しやすくして余分な水を排出する作用のことですね。
では漢方の利水とは何か?
簡単に言うと体内の水分のバランスを取る事です。
体に水分が多ければ排泄を促し、少なければ保ってくれる作用のことを指します。
足がむくんでいても口が渇く・・・なんてのは良くあると思います。
利水とは、そんな体内にある水分の乱れにバランスをもたらし、ちょうど良くしてくれるという訳です。
ただ、利水はあくまでバランスを整える物です。
心臓の病気とかで水分が滞っている場合は利尿剤の方が効きます。
どちらが優れている、という事ではないというわけですね。
如何でしたか?
むくみの治療には漢方がオススメですが、先述したとおり原因が細かく判断が難しいです。
漢方ケアをご所望の方は是非ご相談下さい:)
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