今日は皆様もご存じ甘酒についての話ですね。
昨今の方は甘酒はあまり召し上がる方も少ないとは思いますが、甘酒は寒い時期に限らず一年中オススメできる素晴らしい発酵食品です。
飲む点滴なんて呼ばれ方もされていますね。
今回はそんな甘酒について歴史も交えながら語りたいと思います。 肩の力を抜いてゆっくりお読み下さい:)
甘酒の歴史
一番古い甘酒に関する記述が出てくるのはなんと古墳時代。
日本書紀の中に「天甜酒」という名前で登場します。
平安時代にも変わらず愛飲されており、甘酒という名前は1500年から記述があります。
江戸時代になると庶民の飲み物として定着していた記述もあり、江戸幕府が庶民の健康を思って、誰でも買えるように甘酒の値段の最高価格を決めていたという話もあります。
昔から日本の文化になじみがあることが分かりますね。
甘酒は夏の滋養強壮のための飲み物だった
今でこそ冬場に温めた甘酒のイメージがありますが、昔は夏場に主に飲まれていました。
今でも夏の季語として俳句では扱われてますね。 夏場の栄養補給=甘酒というイメージだった訳ですね。
甘酒は2種類ある
さて、そんな甘酒ですが作り方が2種類有り、それによってアルコールの有無が違ってきます。
簡単に言うと、米麹から作った甘酒にはアルコールが入っておらず、酒粕由来の物はアルコールが入っています。
酒粕のも酒粕でかなりおいしいのですが、最近では米麹タイプのが人気な印象です。
やはりアルコールの有無は大きいですね。
薬膳における甘酒
それではそんな人気の薬膳的な側面を見ていきましょう。
薬膳における甘酒は「補気」=気を補ってくれるとされてます。
疲れ気味な方に、元気を補ってくれますよ。
そのほかにも血の巡りをよくしたり、潤いを補ってくれたりしますよ。
西洋学的にもブドウ糖を初め様々なビタミンを含んでいることから、アンチエイジングな食品として脚光を浴びていますね。
ただ、良いとは言っても糖分が高いので一日一杯にとどめておくのが良いでしょう。
どのタイミングで飲む?
基本的にどのタイミングでも良いです。
私は朝方や疲れたーと思うときに飲んでいますねー。
ブドウ糖が入っていますから、朝方には活力を、疲れたときには癒やしを与えてくれます。
胃腸のためにも、ちょっと温めて飲むのをオススメいたします。
如何でしたか?
甘酒は夏でも冬でも体にとって良い物です。
疲れたー・・・となってしまいがちな年末にもうってつけですので、是非飲んでみて下さい:)
コメント