【目のケア】スマホなどで疲れ気味な方に使える漢方知識

養生

今日は現代人なら皆気にしているであろう目のケアについて書こうかなと思います。

以前Xでも目は血を使うという事をかきましたね。

今回はその件について少し深掘りをしたいかなと思います。

目の疲れは目薬を使ってるけど中々なおらない・・・という方は、是非最後までご覧下さい:)

【肝は目に竅を開く】

「産後は本を読むな」等様々な言葉がある通り、目を使うと血を失ってしまうという考えは広く伝わっていますね。

漢方の世界では、肝は目に竅(あな)を開くということわざがあります。

これは簡単に言うと、「肝の疲れは目に現れるぞ」という意味になります。

また、肝には他にも様々なことわざがあります。

肝は疏泄を主る。 →肝は気の流れをコントロールしている。

肝は血を蔵す。 →肝は血を貯蔵している。

肝は筋を主る。 →筋肉などは肝によって維持されている。

漢方でいう肝は現実の肝臓とはちょっと違うとらわれ方をされており、血以外にも様々なことを司っている事がわかりますね。

特に肝の血を貯蔵するのが今回のポイントです。

目と肝はそれぞれ深く繋がっているので、目を酷使し充血などをさせてしまうと、血の貯蔵が失われてしまうという訳です。

また、肝は腎によってケアされているという考え方もされていますので、 目をケアするには肝と腎をケアする事が大切なんです。

それでは漢方の紹介を・・・と行きたいのですが、申し訳ございません。

数が半端なく多いので泣く泣く省かせて頂きます・・・。

気になる方は是非ご相談下さい。

【オススメ食材】

それでは、腎と肝に良いとされる食事をそれぞれ列挙していきます。

腎に良い食材:黒い食材(黒豆・黒ゴマ・玄米・黒きくらげ)・シイタケ・ごぼう・わかめ・ひじき

肝に良い食材:クコの実・貝類・セロリ・ニラ・セリ・豚肉・山査子・レバー・ほうれん草・ひじき

クコの実と菊花はオススメです。

是非お試し下さい:)

【コラム:ブルーベリーって結局目に良いの?】

ブルーベリーは実は目に特別良いという訳ではないのではと賛否両論になっているのをご存じですか?

確かに他の食材より目に良い!と断定できる科学的根拠はまだないのが現状です。

中に入っているアントシアニンという色素は視機能改善したりすることが分かってはいますが蓄積効果が全く無いという指摘があります。

また、眼精疲労や目の病気を治したことを証明した論文も今の所存在しません。

ただ、他の成分にはβカロテンやビタミンEも入っているので全く良くないという訳ではないとは思います。

残念ですが、研究結果待ちの状態ですね。

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