【漢方紹介】気滞とは?のどのつまり感やイライラする方の漢方薬について

漢方薬

皆様こんばんは:)

 

今回は気滞に関する事とオススメの漢方薬に関する記事になります。

原因不明ののどのつまり感やストレス・不安でお困りの方は是非ご覧になって下さい。

 

気滞単体でお困りの方にもオススメですよ。

そもそも気滞ってなに?

気滞とは漢方特有の考え方で、簡単に言うと気が滞留し悪くなっている状態を指します。

 

私たちの体に血や体液が巡っているように、目に見えない気が巡っていると漢方では考えられています。

気血水という基本的な漢方の考え方ですね:)

 

その中でも「気」は超簡単に言うと体を動かすエネルギーとして考えられています。

気滞とは、そのエネルギーがストレス等の原因によってうまく流れない状態になり、のどのつまり感や怒りっぽくなったり、ガスが良く出る&お腹にたまるようになる・生理前の不調につながったりするというわけです。

 

こののどのつまり感は漢方では梅核気と呼ばれており、梅の種がのどにつまっている感じがするには実際にはなにもない!違和感を感じるという意味です。西洋的には咽喉頭異常感症ヒステリー球ともいいます。

 

この気滞状態を放置してしまうと、「血」や「水」の流れも同時に悪くなってしまい、さらなる不調に繋がってしまいます

 

そして気滞は腸とも大いに関わっており、腸の蠕動運動が悪くなり便秘になりやすくなるだけでなく、腸にエネルギーが供給されないことによる残便感や急な下痢などに繋がります

便が細いというのも特徴の一つですね。

 

早めに対処しないといけない厄介な症状の一つというわけですね。

のどのつまり感(梅核気)でお困りの方へ

のどのつまり感(梅核気)でお困りの方へ、漢方の解説に入る前にお伝えしたい事を書いておきます。

(細かい性格で申し訳ございません・・・)

 

こののどのつまり感ですが、実は様々な病気でのどのつまり感というのは発症します。

例を出しますと、そもそも喉に腫瘍が出来ている・後鼻漏・舌根扁桃肥大・のどの癌等が挙げられます。

ですので、長期間のどのつまり感でお困りの場合はまず内科か耳鼻咽喉科を受診することをお勧めいたします。

 

下で紹介している半夏厚朴湯は確かに病院でも処方されている漢方にはなりますが、

まずはご自身でしっかりと病名を解明し、適切な治療を受けられた方が絶対オススメです。

 

最近のどの違和感を感じてて、効能にもあてはまるなーと思った方や、効能にも当てはまるし、病院に行く前に自分で治せる可能性があるなら治してみたい方は半夏厚朴湯を試してみて下さい:)

 

ご不安なことがあれば、お医者様・薬剤師・登録販売者の方へ相談してから購入して下さいね:)

気滞にオススメの漢方薬は?

それでは、市販でも売っている気滞にオススメな漢方薬の「半夏厚朴湯」についてご紹介します:)

病院でも結構処方されている漢方なので、聞いたこともある方も多いのではないでしょうか:)

そんな半夏厚朴湯の効能は以下の通りです。

体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:
不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感

https://www.tsumura.co.jp/products/ippan/040/index.html

ザ・気滞のお薬といった効能ですね:)

 

半夏厚朴湯は梅核気を改善する代表的な漢方薬になります。

 

のどに炎症があるなしに関わらず使用できる点もポイントですね。

 

半夏厚朴湯は症状に合わせて他の漢方と併用されることがあり、小柴胡湯なども一緒に出されたりするパターンがあります

漢方の組み合わせに関しては症状によって変わってきますので、ご自身で判断せず薬の資格者へご相談をされてからするようにしましょう:)

服用期間に関してですが、早い人(恐らく軽度の方)は1週間程といわれています。

ですが、これは本当に人によります。1ヶ月ほどでという話もありますし、6ヶ月服用した例もあります。

ご不安な方はお医者・薬剤師・登録販売者の方へご相談してから服用して下さいね。

 

また、つわりに使用する場合は5~6日間といわれています。

つわりに対して使用する場合は必ず先生にご相談をしてから飲まれるようにしましょう:)

 

半夏厚朴湯を飲んではいけない方は?

半夏厚朴湯はいい漢方ではありますが、やはり飲んではいけない方・相談をした方が良い方がいます。

  1. お医者様の治療を受けている方
  2. 今まで薬を飲んで発疹や赤み・かゆみを起こした方

上記に該当する方は相談してから服用するようにお願いします。

 

ご自身で選んで服用する場合、1ヶ月服用しても(つわりに使用する場合は5~6日)症状が回復しない場合は薬剤師・登録販売者・お医者様へご相談をするようにお願いいたします。

 

上記以外には、3ヶ月以内の乳児には服用しないように注意をして下さい。

 

(注意事項引用:https://www.tsumura.co.jp/products/ippan/item/PI_N-016_311016.pdf)

気滞にオススメの食材ってないの?

気滞にオススメな食材は理気作用がある食材になります。

食材だけを突き詰めて書くと莫大な量になるため、これもまた別個記事を書こうと思っています:)

 

今回は、お家でも簡単に買いやすい食材をざっと紹介しておきますね:)

ジャスミン(オススメです)・オクラ 

・みつば・ニラ・よもぎ・あんず・柑橘類

・ブロッコリー・しゅんぎく・キャベツ

軽く挙げるだけでもこのくらいあります。

 

特にジャスミンは茉莉花マリツカといい、古くから気の巡りを良くする生薬として利用されています。

 

気滞に良い食材は香りが良い物が多いのが特徴ですね:)

是非意識して取り入れられてみて下さい:)

 

他にオススメはないの?

気滞は行き場を失ったエネルギーが暴走してしまっている状態とも言えます。

ですので、一番気滞に良いのは運動になります!

 

運動はストレスを発散させるだけでなく、行き場を失ったエネルギーを放出しリラックスさせる効能があります。

 

実は私は25の時にストレスによるのどのつまり感で非常に悩んでおり、

半夏厚朴湯+バトミントンをしたところ、きれいさっぱりのどのつまり感がなくなったという経験があります:)

職場で私が苦手だった方が奇跡的にいなくなったという外的要因も大きかったと思いますが、

軽い運動だけでもオススメですよ:)

ストレスを発散させる事も重要ですので、他に趣味があれば運動と一緒に楽しんでやってみて下さい

 

最後に

私が店頭で接客していたとき、気滞になる方は大体生真面目で責任感が強い方・ストレスの発散口の趣味が無い方が多かった記憶があります。

 

この記事を読んで、「私気滞状態だな・・・」と思った方は、少しでも良いので趣味やストレス発散法を探してみて下さい。

 

 

さて、今回の記事も如何だったでしょうか:)

 

当ブログでは、公式TwitterやLINEで積極的にお客様と交流しています。

少しでも困ったことやご不安なことがあれば是非ご相談下さい:)

※何かを高額で売りつける気もお金をとろうとする気もさらさらございませんのでご安心下さい。

それでは、良い腸活ライフを:)

タイトルとURLをコピーしました